少し前、嬉しい訪問者に便乗して、赤湯温泉に宿泊しました。
日帰り入浴で、温泉に立ち寄ることはあっても
あまりの近さに宿泊する機会もなく・・・
客人をご案内できるほどの土地勘はないものの
地元の親切すぎる方々のおかげで
美味しいお店をハシゴすることができました。
赤湯温泉のいいところは
何と言っても、素泊まりや朝食のみのプランが多いこと!
「温泉街に美味しいお店がたくさんありますよ〜」と
温泉街の飲食店の活用を、積極的に案内してくれます。
こうなると、居酒屋ハシゴにラーメン屋で〆つつ
コンビニで缶ビールを買って部屋でも飲む、ということも可能に。
我々の〆はサービスしてもらった日本酒&から揚げでしたが
案内人に勧められた大きなから揚げは
ラーメン並みのボリューム。
コンビニでビールやらアイスやら買い込んで
お宿に戻ると、フロントに貸し出し用のけん玉がずらり。
酔っ払いには、こんな面白いネタはないわけで
玉虫色に光るけん玉を借りようとすると
絶対にフロント係でないエプロン姿のおばちゃんが
「これがいいよ!これ!これ!持っていきな!」と
オブジェっぽい大きなけん玉を、得意気に渡してきました。
ちょっと遠慮しつつ、とりあえず普通サイズのけん玉も借りて
部屋に戻ると、案の定、楽しくて仕方がない。
しかも、大きなけん玉の方が、素人には扱いやすく
夢中でコンコンやっていると、部屋の電話が鳴り響きビックリ。
「うるさいって苦情かなぁ・・・」と反省しつつ出ると
「大きなけん玉持っていきました?
あれは貸し出し用じゃないんです!
今、引取りに行きますから!!!」と、タダゴトではない様子。
電話を切って、すぐに登場したのは
アインシュタインに似たおじいちゃん。
しかも必死の形相。ついでに声もでかい。
「これは、飾りなんです。ディスプレイなんです・・・」と
大事そうに引き取ってゆかれました。
深夜のグダグダな けん玉大会よりも
飾りのけん玉を必死に探すおじいちゃんの方が
苦情レベルの大騒ぎっぷり。
きっと、おじいちゃんの大事なけん玉だったのでしょう・・・。
おばちゃんに押し付けられたとはいえ、ごめんなさい。
けん玉は楽しく盛り上がったのですが
さすがに眠気が吹き飛ぶほどでもなく
散らかしっぱなしで寝落ちしてしまい
翌朝、また電話で飛び起きるハメに。
「早く朝食食べてもらわないと、片付かないのよぉ〜」と
まるで親の小言のようなセリフに
あわてて朝食会場に行くと
すぐに雑煮餅のお椀を運んできてくれ
「他に納豆もち、あんこもち、大根おろし・・・云々があります〜」と。
好きなお餅が選べる上に、ゴハンもあり。赤湯名物の餅朝食。
前日までは楽しみにしていた餅朝食だったのに
深夜まで酒を飲み、けん玉をした翌朝に
早く済ませちゃって!と餅を並べられるのは
なかなかキツいものがあります。
顔がむくんで、口も目も開ききらないまま、なんとか餅を突っ込んだら
そろそろチェックアウト時間ときた。
朝食&チェックアウト時間がもう少しのんびりしていたら
言うことなしかな。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ コーヒー豆のお取り置き
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